バルカン半島
English: Balkans

バルカン半島
Karte Suedosteuropa 03 01.png
エンサイクロペディア・ブリタニカが示すバルカン諸国。
  ドナウ川サヴァ川イゾンツォ川を境界としたバルカン半島の地図。
    通常、バルカン諸国に含まれる政治的コミュニティ[要出典]
    しばしばバルカン諸国に含まれる政治的コミュニティ[要出典]
地理
場所東南ヨーロッパ
最高標高2,925 m (9,596 ft)
行政
人口統計
住民の呼称バルカン

バルカン半島Balkan Peninsula)、またはバルカンBalkans)は東南ヨーロッパにある地理的領域であり、地理的・歴史的に様々な意味合いと定義付け[1][2]の下で使用される概念である[3]。名称はバルカン山脈からきている。この山脈はセルビアブルガリアの国境から黒海沿岸まで、ブルガリア全土を横断している。バルカン半島は北西をアドリア海に、南西をイオニア海に、南と南東をエーゲ海に、そして東と北東を黒海によって区切られている[4]。北側の境界は論者と文脈によって様々に定義されていて不定である。バルカン半島の最高地点はリラ山地英語版にあるムサラ山(2925メートル)である。

バルカン半島という概念はドイツの地理学者アウグスト・ツォイネ英語版によって1808年に創り出された[5][6]。彼はバルカン山脈ディナル・アルプス山脈と共にアドリア海から黒海まで東南ヨーロッパを区分していると誤認していた[5]。この地域はかつてオスマン帝国の属領であり、バルカン半島という用語は19世紀にはヨーロッパ・トルコ(European Turkey)の同義語であった[7]。バルカン半島という言葉は地理学的というよりもむしろ地政学的定義を持っており、この傾向は20世紀初頭にユーゴスラヴィア王国が成立するとさらに増した。バルカン半島を定義する自然境界が「半島」の学術的定義と一致していないため、現代の地理学者は「バルカン半島」という考え方を拒絶しており、通常はバルカンを「地域」として議論を行っている。この言葉には徐々に、特に1990年代以降、バルカニゼーション(バルカン化)のプロセスと関連して汚名と侮蔑的意味合いが与えられており[4][8]、それ故に東南ヨーロッパ(南東ヨーロッパ)という別の用語が使用されている。